東海道５３次『NOW』！>・暴れ天竜を渡り、徳川家康の浜松城城下町でもあった浜松宿へ！

《浜松（はままつ）宿》…遠江国／静岡県浜松市

見付宿を抜け､遠江国分寺跡史跡公園→府八幡宮→JR磐田駅を過ぎ､
一言橋､万能橋を渡り､宮之一色一里塚跡(復元)→若宮八幡→森下
羽田橋と進み、次は天竜川橋を渡ります｡

　　※天竜川:暴れ天竜と呼ばれ､歩いて渡れないほど急流だった為
　　　舟渡りでしたが､それでも増水すると度々川止めされました。

長い天竜川橋を渡り終え､浜松市に入り､松林寺→金原明善(天竜川の
治水に尽力した人)の生家と記念館→安間橋→→琵琶橋→蒲神明宮→
竜梅禅寺→東鎧橋と進み、馬込橋を渡ると浜松宿の始まりです｡

浜松宿（最寄駅：JR東海道本線　浜松駅）は、徳川家康が築城した
浜松城の城下町でもあり､本陣6軒･旅籠数94軒と､遠江国と駿河国の
中では一番大きい宿場でした。
近代になると､東京と大阪のほぼ中間に位置する浜松は､大工業都市
として発展しましたが､太平洋戦争では､重要な地域であったが為に
激しい空襲にあい､6件あった本陣はもとより､宿場はほとんど焼けて
しまいました。

馬込橋を渡り宿場内に入って行きます｡
浜松駅前のアクトタワー（一際目立ちます）→ゆりの木商店街→
連尺交差点へと進んでいきますが、ここで浜松城に寄ってみます。

　　※｢浜松城｣は､家康以後も「出世城」と言われるほど､老中に
　　　なった水野忠邦はじめ、幕府の要職などに登用される者を
　　　多く出しています。
　　　昭和33年には、残っていた旧天守台の上に新天守閣が再建
　　　されました。

連尺交差点まで戻り､高札場跡→佐藤本陣跡→五社神社(諏訪神社と
合祀)→杉浦本陣跡→川口本陣跡→梅屋本陣跡→成子坂泣き子地蔵尊
跡→菅原交差点にある子育て地蔵堂、と散策して来たら、この少し
先の菅原町が終わる辺りで浜松宿も終わりになります｡

―――次の舞阪宿まで11.1ｋｍ―――