東海道５３次『NOW』！>・木綿の集散地池鯉鮒(知立)宿では運搬用の馬の市が盛大でした

《池鯉鮒（ちりゅう、知立）宿》…遠江国／愛知県知立市

岡崎宿に別れを告げ、矢作橋を渡ります。
家康の長男　信康ゆかりの勝蓮寺→義経の愛妾　浄瑠璃姫ゆかりの
誓願寺(十王堂)→安城市に入り､松並木が残る旧道を進み､熊野神社､
神社入口の一里塚跡碑→雲龍松の永安寺→明治用水記念碑→明治川
神社→無量寿寺の道標→来迎寺の一里塚→知立の松並木を通り､小林
一茶句碑と広重画の看板→馬市址･馬市句碑など→御林交差点を渡り､
名鉄の踏切を渡った先が知立宿入口になります。

池鯉鮒宿(最寄駅:名古屋鉄道 知立駅)は､氷見氏が築いた城の城下町
的な､比較的小規模な宿場ではありましたが､木綿の集散地であったり、
馬がその運搬に使われたことから､馬市が盛大に開かれたりと､地方の
経済では重要な位置を占めていました。

今は「知立」ですが、江戸時代には知立神社の池に沢山の鯉と鮒が
いたことから「池鯉鮒」と書かれていました。
現在は､中心部だった所がマンションや商店街になっていて､残念な
ことに、全くと言っていいほど昔の面影はありませんが…。

宿場に入ってすぐの慈眼寺の境内には、馬市の碑が建っています。

　　★慈眼寺は、知多地方の観音霊場の一つです。
　　　東海道の旅の次は、巡礼の旅で自分探しをしませんか？
　　　こちら↓のサイトも是非ご覧下さいね！
　　　http://ks3495.web.fc2.com/

続いて､問屋場跡碑→本陣跡→西町公園(知立城址)→了運寺鐘楼門の
前を過ぎ、まむし除けの神札で有名な知立神社（正面に国指定重要
文化財の多宝塔､境内に芭蕉の句碑がある）→総持寺（家康の側室
お万之方の誕生地)へと進み､逢妻(あいづま)橋を渡ると池鯉鮒宿は
終わりになります。

―――次の鳴海宿まで11.1km―――