東海道５３次『NOW』！>・水の都、三島市…三島宿は三嶋大社のある大社町から始まります

《三島（みしま）宿》…伊豆国／静岡県三島市

箱根峠から西坂を下り始めるとやがて三島市に入ります。
右に富士山を見ながら､雲助徳利の墓→山中城址→六地蔵→錦田一里塚
→初音ヶ原の松並木を通り､この長い坂を下り終えて大場川に架かる
新町橋を渡るといよいよ三島宿です。

三島市は、昔も今も富士山の湧水が町中至る所を流れ､「水の都」と
呼ばれています。
　
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そして、古くから伊豆の中心地として、又三嶋大社の門前町として
栄えてきました。

このようなことを背景に､三島宿は箱根山を控えた宿場として､又
下田街道と甲州道とも交差していたこともあり、さまざまな地域の
文化や産業の交流地点となり、大変な賑わいを見せました。
残念なことに、かつての宿場の面影はほとんど残っていませんが…。
三嶋大社のある大社町辺りからが宿場の始まりです。
(最寄駅：JR三島駅or伊豆箱根鉄道三島広小路駅)

三嶋大社（源頼朝が旗揚げし戦勝祈願した所・国指定天然記念物の
樹齢1200年の金木犀あり）→樋口本陣址碑（この辺りが宿場の中心）
→世古本陣跡碑（現在、碑は撤去されている）→三石神社の時の鐘
（明け六つと暮れ六つの時を知らせていた）などを散策しながら、
堺川に架かる堺川橋のそばにある秋葉神社に到着です。
この辺りが西見附があったところで三島宿の終点となります。

　　※近くにある千貫樋（せんがんどい）は、農業用水用として
　　　創られた境川に架かる樋で、一説には三国同盟成立時北条氏
　　　から今川氏に贈られたとされ、小浜池を水源とし、清水町の
　　　多くの田畑を潤したと言われています。
　　　現在は、鉄筋コンクリートで再建されています。

―――次の沼津宿まで5.9ｋｍ―――